世界には
黄金の血を持つ人がいます。
人間の赤血球の表面には最大で342種類の抗原が存在し、この抗原に
対応して体内では「抗体」と呼ばれる特殊なタンパク質が生成されます。
http://matome.naver.jp/odai/2141696771721299601/2141696916924260803引用
また、赤血球表面にどのような抗原が存在するのか、は人間の血液型
を判別するための重要な要素となっています。
342種類の抗原の内、約160個の血液型抗原は高い普及率を誇り、
ほとんどの人間の血液中に存在します。
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もしも、これらの抗原のいずれかを欠くとすれば、地球の人口の99%
と異なる血液型であるということになり、さらに赤血球表面に抗原が
ひとつもないとすれば、それは人口の0.01%未満しか持たないという
幻の血液型である、ということになります。
このように、抗原を一切持たず、誰にでも輸血することができる
「
Rh null」型が、この
黄金の血です。
このRh抗原がまったく存在しない「Rh null」型は、2010年時点で
世界中を見渡しても確認されているのは
43人だけです。
自分の血液型とは違う血液を輸血すると、自身の抗体が相手の血液
に反応し、免疫システムが拒絶反応を引き起こして最悪の場合は死
に至ります。
そういうわけで、「抗原を一切持たない血液」つまりはあらゆる血液
に対して拒絶反応を示さない血液は、非常に珍しく医学的に非常に重要
な血液であるわけです。
血液型は家系の中で継承されていきますが、「Rh null」も次世代に
受け継がれていく血液型、といわれています。
しかしながら、まれに突然変異でこの黄金の血を持つ人が生まれて
くるようです。
あらゆる血液型の患者に対して輸血可能な「Rh null」の血液を持つ人
は現在世界中で43人ですが、その中で輸血に応じてくれる人物は
ブラジル・日本・中国・アメリカ・アイルランドに住む6人だけだそうです。
日本人にも黄金の血を持つ人がいるのですね。
世界では血液を採らない人も多数存在すると思いますので黄金の血は
世界中にもっとたくさん存在するかもしれません。
誰にでも輸血できる貴重な血の持ち主たちは大事にしてもらいたいです。
特殊な血液は人類の進化とも関係しているのでしょうか。
わくわくする話題でした。
2014-12-01 14:16
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